喘息診断 呼気一酸化窒素(NO)検査について
気管支喘息、咳喘息は気管支の好酸球による慢性炎症を背景とする気道病変です。
今まで診断は主に臨床経過かアレルギー素因の有無、聴診所見、喀痰や鼻汁の検査、血液検査、呼吸機能検査などを総合的に評価して診断していました。
しかし、その確定診断に至る決め手に欠くところもあり、実際の診断は意外に難しいものでした。
最近、気道の好酸球炎症では、呼気中の一酸化窒素(NO)が上昇することがわかり、このNOを計測することで喘息の診断の精度あげる一つの指標になると言われています。
昨年からは保険診療でもこの検査ができるようになりました。当院でも平成28年4月から呼気NO検査を始めています。
県内でもこの検査を行っている施設はほとんどありません。
平成30年3月現在までに300例を超える検査を実施しており、データを解析し、その検査の特性、有用性に関してもいくつの研究会でも報告させていただきました。
時間もかからず、比較的簡単な検査です。
喘息の診断、疑いのある方でご希望あればいつでも実施します。
一度当院にご相談下さい。